こんにちは!オタマロです!
新卒、転職を問わず、「面接を突破できない・・・!」「面接がどうもうまくいかない・・・」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
今回は元新卒採用担当の経験から、面接を失敗してしまう方の原因と対策についてお伝えさせていただきます。
実際、優秀な学生であっても、面接をしていく中で「惜しいな〜」と思うことが多々あります。考え方を少し修正することで、内定に大きく近づくことができます。
この記事を最後まで見ていただくことで、確実に面接の突破率を上げることが期待できます。一方、ご紹介するノウハウを知らない場合、大きなハンデを背負っていると言っても過言ではありません。
内定は受検者の数%にしか出ません。上位数%に入るために、最低限持っておくべき武器をご紹介しています!面接突破に悩まれている方の参考になれば幸いです!
面接がうまくいかない5つの理由
実際に面接官をしていて感じた、「惜しいな〜」と思う点をあげさせていただきます。
面接を突破する学生は、総じて以下の点の対策がされています。大体8割の学生は以下の点がクリアできていません。1つでも該当する方は、面接がうまくいかない確率が高まってしまいますので注意してみてください。
企業にプレゼンするという意識の欠如
企業側に「自分を売り込む」という意識が欠如している方は、面接を突破することは難しいです。
いわゆる「プロダクトアウト」の発想しかない学生は厳しいです。
自分の強みや魅力をプレゼンすることはいいことです。しかし、その強みや魅力がどう企業に貢献できるのかまで説明できている学生は少ないです。
採用活動とは、企業が学生に先行投資を決定する場でもあります。投資リターンが分からない案件に投資することはありません。
自分の強みを売り込む必要を認識する必要があります。
業界・企業研究不足
自分の強み、魅力をプレゼンするためには業界・企業研究が不可欠です。
「御社に入りたい!」という熱意・気持ちだけで面接に臨まれる方がいますが、即刻、改めるべきです。
業界や企業のポジション・状況を踏まえて、なぜ、その会社でないといけないかという具体的な説明が必要です。
少なくとも、「どうして、競合他社じゃないの?」という質問に対する答えは用意しておくべきです。
自分の学歴と企業レベルをみていない
自分の客観的なスペック(学歴・資格)と企業レベルは冷静に判断すべきです。
大企業になるほど、受検者は多くなります。10人採用予定の会社に10,000人がエントリーするなど普通です。倍率は1,000倍です。
大企業の安定を求めて、高学歴者が大量にエントリーしてきます。
高学歴者の傾向として、何事にも真面目に取り組む人が多いです。就職活動も例外ではなく、対策の徹底度が高いため、競争率が数字以上に高くなります。
企業によっては、毎年の内定者の大学を公表しているところもあります。リストに大学名が載っていない場合、面接を突破する確率は非常に低いです。
同じ面接結果であれば、高学歴の学生が選考を通過するのは事実です。余程の事前準備、能力がない限り逆転することは困難です。
さらに面接まで進めればラッキーです。学歴フィルターで弾かれることもあります。
企業がエントリー者全員と面接することが物理的に不可能な場合、一定のラインで足切りをする必要があるためです。
学歴によって区分することは、差別的だとおっしゃる方もおられるかと思います。しかし、現実として企業のリソースは限定されています。
新卒一括採用制度がなくならない限り、学歴フィルターはなくならないと思った方が賢明です。
話し方がロジカルでない
面接は、時間が限らています。質問には的確に答える必要があります。
日常の会話では、背景→理由→結論で話すことが多いですが、面接ではやめるべきです。
面接官はあなたの背景や、考え方は知りません。「分かってくれるだろう」ということを期待してはいけません。
相手を納得、説得する必要があります。具体的な伝え方の詳細は対策で説明させていただきます。
場数不足
緊張して何を言っているか分からない時は、大体面接突破は難しいです。
残念ながら面接は一発勝負です。本当は実力、能力があっても、上手に伝えなければ意味がありません。
面接の基本的な質問事項は大体決まっています。最低でもよくある質問にはスラスラと答えれるようにしておく必要があります。
あがり症の方は、なんとかしてあげたい気持ちはありますが、他の学生との比較では不利となります。
面接がうまくいかない人がとるべき5つの対策
「惜しいな〜」と感じる部分についての対策方法もご紹介させていただきます。
以下の対策をすることで、確実に面接突破する確率を上げることができます。具体的に取り組める対策をご紹介していますので、できるところから取り組んでみてください。
企業=お客様というマインドを持つ【あなたはどう貢献できる?】
企業にプレゼンするという意識の欠如への対策は、「マーケットイン」の発想を持つということです。
企業説明会等、初期の採用活動時期においては、学生が「お客様」です。
しかし、面接では完全に立場が逆転します。学生は「選ばれる側」ということを自覚するべきです。
全ての質問に対して、自分を入社させると企業にどんなメリットがあるのかを明確に説明してください。あなたの強み、魅力が、企業にとってどんな価値があるのかを説明する必要があります。
自分の強みの見つけ方はこちらもご参考にしてみてください。
こんにちは!オタマロです。今回は、アメリカの経営学教授であるジェイ・B・バーニー(Jay B. Barney)氏が1991年に発表した研究によって注目された、「VRIO分析」について解説をさせていただきます。「VRIO分析」[…]
特に、最終面接前の1次〜2次面接フェーズにおいては、担当者が応募者の絞り込みをしていきます。
大企業になればなるほど、採用担当者は自分が推したいと思う応募者を上司に説明し面接を突破させていくことがほとんどです。採用担当者自身は決定権を持っていません。
本来、採用担当者は自社の中長期的な成長を担える優秀な人材を採用するというのがミッションです。しかし、そんな目利きができる担当人材は稀有です。
寧ろ、学生を上司にプレゼンすることが主な業務になっていることが多いのが現状です。
採用担当者に、いくら「御社の~というところに魅力を感じた」や、「バイト、サークルでこんな経験をしました」と伝えても、他の応募者との違いを説明できなければ、有用な説明材料にはなり得ません。
担当者レベルの面接を突破するためには、「採用担当者が社内プレゼンしやすい材料を提供する」という意識を持つことが重要です。
いくら、自分のスペックが高く、有用であることをプレゼンしても、お客様(採用担当者)のニーズに合っていなければ価値がありません。
説明材料を提供してくれる応募者は限定的で、全体の2割に満たないというのが実感です。一方、実際、2割は適切な材料を提供してくれるため、その方が「合格」となる訳です。
業界・企業研究を徹底する【ウチである必要があるのか?】
業界の中長期のトレンド、企業のポジションは自分なりの答えを持つべきです。
一部上場企業であれば、決算報告や中長期計画が公表されています。会社説明会の説明内容は公表されている内容をわかりやすくまとめただけです。
基本的に決算報告や中長期計画を読み込めば、会社が今後どういった方針を取るのかが分かります。
5年〜10年スパンの計画があれば、そこに自分がどう貢献できるかをイメージしましょう。
ビッグプロジェクトへの貢献方法を説明することができれば、内定が大きく近づきます。
そもそもですが、面接の時間は限られているため、考査できる項目は限定的です。応募者の本質、人格等、全て分かるわけがありません。
採用担当者ははいかにその応募者が有用であるか・採用しない場合にどれくらいの損になるのかの説明ロジックを作る必要があります。
面接する側としては、応募者の①「やりたいこと」②「パーソナルな背景」そしてそれを支える③「熱意」に一貫性があるというのが非常に重要になります。
・そう思わざるを得ない応募者の背景がある
・やりとげるという強い意思がある
ポイントは、「そう思わざるを得ない応募者の背景」です。正直、やりたいことを強調する応募者はたくさんいます。
しかし、なぜ、それを応募者にまかせないといけないのか?という理由が欠如していることも多々あります。
説得力を持たせるためには、客観性が不可欠です。これは、バイトリーダーの経験でも、出自でもなんでもいいのですが、最終的に一貫性があることが重要です。このロジックに合理性がある応募者は最終内定まで行きつくことが多いです。
一貫性のあるストーリーの作り方はこちらでも解説しています!
こんにちは!オタマロです。就職活動をしていく上で、「自己分析をしなければいけない!」、「自己分析が一番重要!」という声を聞くことが多いと思います。事実、自己分析は就活の方向を決定づけるコンパスのようなものであるため、非常に重[…]
大手企業だけ受けるのは避ける【面接は相対評価】
大手企業だけを受ける方もいますが、リスクヘッジはしましょう。
大手企業のみを受けるのはリスクが高すぎます。ギャンブルに近いです。
大手企業(従業員1000名以上)の内定には最低でもMARCH以上の学歴が必要です。MARCH未満の学歴の場合、相当の実績、プレゼンが必要となります。
MARCH以上の学歴であっても、結局はその中での競争になるためシビアです。
中小企業も含めて受検することは、デメリットは少ないです。学歴フィルターもありませんし、面接の練習にもなります。
初期の段階から大手企業だけでなく、視野を広げておくことが重要です。
伝え方が9割【内容は1割】
面接では、ロジカルに内容を伝える必要があります。
必ず、結論→理由という順番で話すようにしましょう。
話す内容の確からしさ、質はほぼ差はありません。内容自体の面白さの価値は全体の1割くらいです。
「1番伝えたいこと」をまず説明することで、面接官の理解度は飛躍的に高まります。
テクニックとして、まず結論を伝えた後、とりあえず「理由は3つあります」というのが分かりやすいです。
本当に理由は3つなくても、説明をしている間に理由を捻り出す方法です。理由が1つだけだと、どうしても説得力に欠けます。
理由が3つあれば、2つ論破されても主張を残すことができます。
意地悪な面接官は論理矛盾をついてきますが、3つの理由全ての論理矛盾を即座に見つけることは難しいです。
想定していない質問を問われた時にオススメの答え方です。
緊張しないために面接練習はやっておく【最低10回は必要】
場数は増やすべきです。最低でも10回は真剣な面接練習をしておくべきです。
友達との面接練習でも構いません。確実に練習でスキルアップできます。
男性の方は、女性と面接練習することが非常におススメです。
女性は圧倒的に面接の仕上がりが早いです。男性がやっとまともに話せるようになった頃には、女性は完全に面接慣れしています。
男性からすると、面接スキルを学ぶ上で、非常に参考になると思います。つくづく女性は怖いと感じると思います・・・。
逆に面接官は、男性と女性はスキルを割り引いて評価する場合も多いです。そのまま評価すると、女性の合格者が多くなり過ぎてしまうためです。
それくらい、女性の方が面接は強いです。男性は面接をしっかりするだけで、かなりのアドバンテージを得ることができます。
面接がうまくいかない人がとるべきでない3つの対策
よく就活サイトで対策が必要とされていますが、実際は意味のない対策についてもご紹介させていただきます。
企業側はそこまで重視していない事柄をまとめてみました。いずれも、就活ビジネスで稼ぐための対策です。就活サイトに踊らされないよう気をつけましょう。
就職マナーにこだわる
マナーに正解はありません。
仮に間違ってしまったとしても、合否に関わることはあり得ません。
マナーは入社後に研修で学びます。不毛な練習をすることは避けましょう。
ノックは基本3回が正解らしいですが、2回しかしない学生を落としたことなど1度もありません。
マナーが理由で落とされる企業には入社しない方がいいです。
身だしなみにこだわる
マナーに近いですが、身だしなみに過度にこだわる必要はありません。
普通の服装であれば問題ありません。髪型も過度に派手でなければ問題ないことが多いです。
業界によって、服装は大きく異なりますので、説明会の社員の服装を見ながら合わせるようにしましょう。
自己分析をやり直す
面接を受けるフェーズで自己分析まで戻ることはおススメしません。
今ある手持ちの強みで勝負しましょう。
受ける会社を変える方が効率的です。会社に合わせて自己分析をしてもいいですが、ブレが大きくなるため避けるべきです。
今ある材料で、適切な会社を探すことに注力しましょう。
採用担当者が見ていること
実際に採用担当者が面接等で、見極めようとしている点の事例を紹介します。
面接官の意図を理解することで、行動を変えることができます。全ての面接官に共通することではありませんが、面接官が何を確認しようとしているのかを知るための参考になれば幸いです。
地頭の良さ
頭の回転の速さを見ています。
突飛な質問をするときは、間違いなく地頭の良さを見ています。
残念ながら、特に対策はありません・・・。
一番よくないのは、思考が整理されていない状態で説明を始めてしまうことです。
「少し整理するのでお待ちください」と言って、時間を稼ぎましょう。待たせたことで落ちることはありません。
ロジカルな思考をしているか
全ての質問で分かりやすい説明ができているのかを見ています。
内容というよりは、説明内容が構造化されているかというのが評価基準です。
論理矛盾がないのか、論理飛躍がないかという点を見ています。
ロジカルな思考方は、訓練で身につけることができます。日常の思考方とは異なるスキルですので、面接練習をこなすことで成長させることができます。
印象、空気感、相性
webテストで事前に確認している性格と実際の印象を確認しています。
診断結果と著しく傾向が異なっていないかを見ています。
また、自社の社員の雰囲気に合うかも見ています。ベンチャー企業に、官僚型のタイプは合いません。
ペーパーでは分からない印象や雰囲気も見られていると自覚しましょう。
面接がうまくいかない時の突破のコツまとめ
以上、採用実務担当者が考える面接突破方法をお伝えさせていただきました。
・「やりたいこと」に至った経緯を客観的な事実を踏まえて説明をする
・早い段階から面接の練習に取り組む
最低でも、上記の対策は実施すべきです。
正直、本質的に優秀な人材を採用することは難しいところではありますが、相手の立場を考えて、価値を説明していくということは、入社以降も、非常に重要なスキルになっていきます。
最終的には、見た目や雰囲気も重要になってきますが、まずはロジカルに説明できる能力を身につけることを優先することをオススメします。
一方、自分だけで面接対策を行うことは時間がかかります。就活を進める上で、便利なサービスも増えてきています。特に就活エージェントや逆求人サイトは、初期の面接練習や自己分析を効率的に進めるためには非常に有用です。
勉強や研究の時間と、就活を両立させるためにも活用を検討してみるのもおススメです。
どれか1社に絞るというよりは、まずは全てのサイトに登録をして、情報の網を広くとっておくことをオススメします。学生側のデメリットがここまで少ないサービスはあまりないです。
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■東京、大阪、名古屋、福岡、北海道等全国各地で採用イベントを開催。年間の採用イベントの開催数は 業界NO.1の650回以上。
■東証一部上場企業からベンチャー企業まで優良企業を2000社以上と提携。
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