グループディスカッションで落ちる原因と対策とは?【元採用担当者が攻略法を伝授します】

こんにちは!オタマロです!

就職活動におけるグループディスカッションを苦手に感じている学生の方って多いのではないでしょうか?

日々のコミュニケーションに問題がない方でもグループディスカッションに落ちてしまうことがありますよね・・・。

今回、元採用担当でグループディスカッションの評価をしていた私の経験を踏まえまして、グループディスカッションで落ちる学生の原因・特徴をご紹介させていただきます。

また、併せてグループディスカッション突破の確率を上げる対策、攻略法についてもご紹介させていただきます。

グループディスカッションを突破するためには、ある意味、特殊なスキル、意識が必要となります。

何の対策もせずに、グループディスカッションに挑むのはあまりにも無謀です・・・。

この記事が就活で頑張る学生の皆様の一助となれば幸いです!

グループディスカッション以外の選考フローの攻略法はこちらでもご紹介しています!

【自己分析】

関連記事

こんにちは!オタマロです。就職活動をしていく上で、「自己分析をしなければいけない!」、「自己分析が一番重要!」という声を聞くことが多いと思います。事実、自己分析は就活の方向を決定づけるコンパスのようなものであるため、非常に重[…]

【webテスト】

関連記事

こんにちは!オタマロです。就職活動を進めていくうえで、「webテスト・筆記試験」は避けられないハードルの1つです。「webテストってどれくらい勉強すればいいんだろう?」、「いつから勉強すればいいんだろう?」と、不安や悩みを抱[…]

【採用スケジュール全般】

関連記事

こんにちは!オタマロです。大学生の方を中心に、現状のコロナ禍の中、「就職活動」に対して漠然とした不安を抱えている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?「2023年卒の就職活動はいつからスタートするの?」「準備はいつか[…]

【面接】

関連記事

こんにちは!オタマロです!新卒、転職を問わず、「面接を突破できない・・・!」「面接がどうもうまくいかない・・・」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?今回は元新卒採用担当の経験から、面接を失敗してしまう方の原因と対[…]

面接

プロフィール

グループディスカッションとは?

グループディスカッションとは、与えられたテーマや課題に対して「グループで」議論し、結論を出す営みを指します。

最近、多くの企業の選考過程にグループディスカッションが採用されています。

ポイントは、「グループで議論をする」と言う点です。

当たり前ですが、仕事では議論を重ねて物事の意思決定を進めていくことが大半です。

イチ担当者が全ての物事を1人で決定することはありません。企業規模が大きくなればその傾向は強くなります。

グループディスカッションを選考プロセスに入れることで、企業側はチームの中での学生の動き方、考え方をみようとしています。

実際に入社した際、実務を進める上で、最低限のチームプレーができるのか?という点を見極めようとしているのです。※企業側の目的の詳細は次章で解説していきます。

全く本質的ではありませんが、グループディスカッションを通過するためには、多少のコツが必要となります。対策をすることで確実に選考通過率を上げることが可能です。

グループディスカッションを開催する企業側の3つの目的

グループディスカッションに落ちる原因、対策を解説する前に、「企業側がグループディスカッションを開催する意図・目的」について先に解説させていただきます。

「なぜ、選考にグループディスカッションがあるのか?」等、目的を知ることで、対策をたてやすくなります。

大量の学生を短時間で選考する

企業がグループディスカッションを採用する最大の目的は、「採用活動の効率化」です。

企業は学生を採用するために多額のコスト、人的リソースを投下しています。事業を継続するために多額の先行投資をしています。

事業規模が大きくなると、就職希望者も大量となります。一方、企業側は限られたリソースで、大量の学生の中から出来だけ優秀な学生を選考する必要があります。

グループディスカッションは、多くの学生を一同に集めることができるため、個別の面接と比較して効率的に学生の選別を行うことができます。

言ってしまえば、効率的に「足切り」をすることが目的です。

正直、所謂「コミュ障」は一定以上の母集団を形成すると一定確率で必ず発生します。

企業としてコミュニケーション能力を重視している場合、わざわざ個人面接をするのではなくグループディスカッションを実施することで効率的に「コミュ障」を見分けることができます。

グループディスカッションを採用している企業では、業種を問わず、入社後の実務に置いてコミュニケーション能力が求められることが多いです。

コミュニケーションが得意でない方は、「足切り」される可能性がかなり高いです。

自覚のある方は、そもそも希望企業を変更することを検討することをおすすめします。

面接やエントリーシートでわからない、学生の素養を見る

2つ目の目的は、グループディスカッションで、「出来るだけ学生の素の姿を見極めること」です。

面接やエントリーシートは事前にいくらでも対策ができるため、企業は嘘や虚構を見抜くことが非常に難しいです。

一方、グループディスカッションは比較的、学生のその瞬間の考え方や姿勢を見極めやすい選考方法であります。

学生の素をみやすい環境で、選考を進めるためにグループディスカッションを開催しています。

チームへの貢献度、意欲を見る

3つ目の目的は、学生の「チーム貢献力」をみるということです。

繰り返しになりますが、1人で完結する仕事が少ない企業程、グループディスカッションを選考過程に採用する傾向があります。

グループディスカッションを開催することで、個人ではなく、チームへの貢献姿勢を見ることができます。

個々人の能力がいくら優秀であっても、チームで結果を出す企業であれば、チーム貢献度が優先されるスキルとなります。

一定以上の知能、文章力等はエントリーシートで判断することができます。しかし、チームへの貢献姿勢は、なかなか判断することが難しいです。

複合的に学生を知るためにグループディスカッションを活用していることが多いです。

グループディスカッションの5つの評価項目

続いて、多くの企業で採用されているグループディスカッションの5つの評価項目についてご紹介させていただきます。

私自身、以下の5項目の評価表で評価してきた経験があります。

各項目毎に1〜5点の評価点があり、議論の内容、印象で点数をつけていくことが多いです。

全項目3点以上あれば、「落ちることはまずないかな?」という感じです。

協調性

協調性がないのはご法度です。

「意見の相違が発生した場合であっても、お互いを理解しながら目標に向かって議論を進めていく力」を見られます。

単に賛成するだけが見られている訳ではないことに注意する必要があります。

積極性

「議論に積極的に参加する姿勢」を見られています。

とはいえ、発言をし続ければ満点というわけではありません。

それぞれの役割のミッションを自覚した上で、チームに貢献する姿勢を見せることが重要です。

司会=積極的という訳でもありません。

なんとか最終結論まで合意をさせようとする過程が重要です。

傾聴力

「相手に耳を傾けて聞く力」を見られています。

感情的にならず、相手の意見を受け入れる力も必要です。

「話す」ことに注目しがちですが、「聞く」ことにも評価ポイントがあります。。

論理性

「論理性のある意見を持つ力」が見られています。

グループディスカッションは、カフェでの雑談ではありません。一定の根拠を持って意見を発信する必要があります。

感情論だけの意見を発信するだけではマイナスにしかなりません。

論理的な思考を身につけるコツはこちらをご参考にしてみてください!

関連記事

こんにちは!オタマロです!今回は、クリティカルシンキングを身につけるメリットについてご紹介させていただきます。上司に施策を説明する時や、思考整理をする時のフレームワークとして活用することで、説得力を上げることができるだけで[…]

リーダーシップ

「集団をまとめたり、方向性を決めたり、周囲を巻き込んで動かす力」が見られています。

議長はリーダー的立場を取りやすいですが、他メンバーにも同様の役割が求められます。

寧ろ、議長以外のメンバーが方向性を決めたり、周囲の同意をとる場面もよくあります。

グループディスカッションで落ちる人の5つの原因・特徴

ここからは、実際に「通過が難しいな・・・」と感じる学生の特徴、原因について解説をしていきます。

以下でご紹介する行為は、先述の評価項目を著しく下げることになります。

一発退場となり得ますので、気をつける必要があります。

グループディスカッションの主旨を理解していない

たまにグループディスカッションのテーマや課題の解決策を本気で考えようとする方がいます。

論理性に少しの矛盾も許さない姿勢をとる方や、時間を全く気にせずに議論を続ける方です。

前提として、採用する企業側は、学生に解決策を求めていません笑

あくまで解決策を出すまでの過程、プロセスを見ているだけです。

論理性を磨き上げることは必要ですが、時間は限られています。

「限られた時間、リソースで結論を出す」ことがグループディスカッションの目的であることを忘れてはいけません。

協調性、傾聴力の評価項目に影響します。

声が小さい

そもそも論ですが、何を言っているか聞こえない方もいます。

個人の特性、特徴かもしれませんが、「選考」という場では明確に不利となります。

地声が小さい方は、意識をして声を張りましょう。

当人は自信があっても、声が小さいだけで自信がない印象を与えてしまうことになります。

積極性、論理性、リーダーシップの評価項目に影響します。

チームメンバーの意見に対してのリアクションがない

自分の意見をまとめる、目の前の作業に必死でリアクションがない方は要注意です。

メンバーが意見を発信した場合、賛成、反対何かのスタンスであることは表明すべきです。

ノーリアクションの方は議論に参加していないとみなされます。

協調性、傾聴力の評価項目に影響します。

論点ずらし

自分の意見を通すために、論点ずらしをする方もいます。

自分の意見を解決策に反映させることは、評価項目にありません。

真っ当な論理で議論するのであれば、建設的であるため寧ろ高評価ですが、論点ずらしをしてまで自分の意見に固執することは評価を下げます。

自分の意見がない

自分の意見を発信しないのは論外です。

退場してもらうしかないです笑

仮に本当に意見が思いつかない場合であっても、メンバーの意見への補足くらいはすべきです。

チームにとってマイナスでしかありません。

グループディスカッションを通過する攻略法(役割別)

グループディスカッションでやってはいけない行為、落ちる原因・特徴は先述でご説明させていただきました。

上記を踏まえて、具体的にどういった立ち回りをすれば評価が上がりやすいかについても解説させていただきます。

実際は、役割別に動き方が変わってくるため、役割別の攻略法をご紹介させていただきます。

結論、最初の役割分担で評価が大きく変わります。出来るだけ自分に合った、評価されやすいポジションに着くことで、突破率が変わります。

ファシリテーター、司会

ファシリテーター・司会の役割は明確です。

・グループメンバーみんながバランスよく発言できるような環境を構築する。

・対立意見、論点を共有、整理する。

上記2点ができれば、各評価点が高くなります。司会になった時点で、余程のことがない限りリーダーシップの評価点が下がることはありません。

自分で意見を発信するよりは、全体の意見をうまくコーディネートする役割です。

個別論点を考え抜くというよりも、全体論点を整理するだけで大丈夫です。

能力の高い学生ほど、司会の立場で自分の意見を主張しようとしますが、役割的にはNGです。

書記

一見地味な役割の書記ですが、実は最強の役割だったりします笑

チームの意見を板書することで、論点を共有することができます。

例えば、各メンバーの発言を事実と意見に分けることで、意見の論理性を確認することも可能な立場です。

自分の意見を発信することはなくとも、全体のまとめ役になりうる役割でもあります。

実は、司会に次いでリーダーシップもアピールしやすく、かつ論理性や積極性をアピールしやすい役割だったりします。

タイムキーパー

時の番人タイムキーパー。

時間を告げるだけでは、全く意味がありません。低評価です。

議論を切り上げることの提案、発散から収束を始めるタイミング等を提案できる唯一の役割です。

たまに、司会が時間を勝手に見ながら議論をコントロールすることもあります。

しかし、まだ議論が発散する余地がある場合、タイムキーパーが時間の調整を提案することも可能です。

協調性やリーダーシップ、積極性をアピールすることができます。

アイデアマン

地雷の役割です。明確に役割が割り振られないことが多いです・・・。

とにかくアイデアを出しまくる役割です。

出来るだけ1人で役割を背負うのではなく、「グループ全体でアイデアだし」させるようにしましょう。

多くのアイデアを出すと、積極性は評価されますが、それ以外の項目ではあまり評価されにくいです。

場合によっては、協調性でマイナスになることもあるので気をつけるべきです。

批判家

常に客観的な立場で意見を発信する役割です。こちらも明確に役割として割り振られることは多くありません。

論理矛盾の指摘や、主観的に進んでいる議論を一旦、客観的に批判する立場です。

下手をすると協調性ゼロと評価されかねない立場ですが、うまく立ち回れば論理性や、積極性の評価を上げることができます。

正直、批判家も諸刃の剣ではあります・・・。

先述したアイデアマンと併せて、出来るだけ避けるべき役割です。

プレゼンター

最後に、議論した結果をプレゼンする役割です。

司会やファシリテーターが兼務することもあります。

うまくプレゼンできると、全項目に置いて評価されやすい傾向にあります。

論理性、リーダーシップを強くアピールすることができます。議論中、協調性や傾聴力、積極性をアピールできれば、高評価に繋がります。

というか、余程の失敗がない限り、加点対象しかないので、積極的に取りに行きたい役割です。

グループディスカッションで落ちる原因と対策のまとめ

以上、グループディスカッションで落ちる原因と対策について解説をさせていただきました。

お伝えしたい要点を以下にまとめています。

・企業はグループディスカッションを「足切りをする」、「学生の素を見る」、「チーム貢献力を見る」ために実施している
・一般的な評価項目は5項目。全項目で平均以上であれば、まずは問題ないと考える。
・グループディスカッションで落ちないためには、「評価を下げる行為をしない」、「自分にあった役割につく」必要がある。

ご紹介した内容を頭に入れていただきながら、ゼミや友達での議論の練習を重ねることで選考突破率を上げることが期待できます。

最後に、どうしてもグループディスカッションが苦手な方向けに、裏技として「就活エージェント」を使うという方法もあります。

企業によっては通常選考フローではなく、別ルートの選考フローが用意されていることもあります。

内定確率を上げる1つの強力な方法です。

 

採用フロー

引用:https://www.meetscompany.jp

具体的なオススメの就活エージェントは以下で紹介させていただいています。

金銭的なデメリットがない=登録無料の会社を選んでいます。

どれか1社に絞るというよりは、まずは全てのサイトに登録をして、情報の網を広くとっておくことをオススメします。学生側のデメリットがここまで少ないサービスはあまりないです。

ミーツカンパニー

■年間のサービス利用者約10万人、就職決定者約5000人。就活生の5人に1人が利用しているサービスです。
■東京、大阪、名古屋、福岡、北海道等全国各地で採用イベントを開催。年間の採用イベントの開催数は 業界NO.1の650回以上。
■東証一部上場企業からベンチャー企業まで優良企業を2000社以上と提携。
■イベント後に就職の相談、応募書類の添削・面接対策等一人ひとりに合わせたサポートあり

JobSpring(ジョブスプリング)

■自身の市場価値を高めることができる企業への入社をサポートする新卒紹介サービスです。
■JobSpringの強み=「マッチング率が高い」
実 績:内定承諾率85%
■特徴
AIを用いた適性検査とエージェントのチーム体制により入社後の活躍まで考えた企業紹介があります。大手人材紹介サービスですと、最初の面談後はメールで大量に求人が送られてくることが多いですが、JobSpringでは平均3~4社の紹介となり、学生に合う企業のみを紹介します。

キャリアチケット



■やりたいこと働きたい企業がわからないまま、やみくもに就活をしてしまう日本の就活状況に疑問を抱いており、「1人でも多くの人が輝きながら働ける会社に出会い、人生を豊かにしてほしい」という思いの元サービスを展開。
■学生1人1人の思いや強みを聞いた上で、学生の状況に合わせたカウンセリング
■就活のプロが学生に合う企業を厳選紹介3:ES添削、面接対策などマンツーマンで内定までをサポート
■ サービス展開地・関東・関西で展開中・カウンセリング場所 渋谷支店、秋葉原支店、池袋支店、大阪支店、横浜支店

【参考】

★オススメの「逆求人サイト」3選 ★※登録無料のサイトを集めました

・OfferBox(オファーボックス)

利用企業数が7300社超え

経済産業省や資生堂、マイクロソフトも利用

dodaキャンパス

利用企業数が6300社超え

学生が35万人登録

キミスカ

大手企業関連会社など穴場企業が多い

 適性検査の質が高い

就職活動中の皆様のお役に立てば幸いです!
twitterやってます!