映画「シン・エヴァンゲリオン」感想考察!【ネタバレあり】

こんにちは!オタマロです。

今回は、完全に趣味の投稿です笑

「シン・エヴァンゲリオン」公開初日に見てきました!盛大なネタバレと共に個人的なオススメポイントを綴っていきます!ネタバレが嫌いな方はごめんなさい。日付が変わったので許していただけると幸いです。

結論、号泣&号泣でした。多分、泣けない人とは友達になれないかもです笑 とにかく、大満足でしたので超オススメです!

オススメポイント①シン・エヴァンゲリオンは視聴者の成長の物語

テレビ版、旧劇場版、新劇場版の最終回、毎回結論が異なりますが個人的には新劇場版が最高でした。

終わり方が晴れ晴れしてるってエヴァらしくないのですが、「終わった感・閉店感」が凄いです。気持ちよく、お別れをすることができました。

私自身、テレビ番の再放送からエヴァンゲリオンを見始めましたが、最初は単純に、「初号機カッコいい!」「シンジくん根暗すぎる!」くらいの感想でしたが、段々と考察にもハマっていきました。

見始めた当時は、シンジくんが少し年上で、旧劇場版の時はシンジくんと同じ思春期を過ごしました。思春期の男の子が感じる、父親との葛藤や自分との向き合い、内向性等、非常にシンパシーを感じてきました。

新劇場版中に、私も大人になり結婚し、親になりました。

今回の「シン・エヴァンゲリオン」では終盤、碇ゲンドウの心中を深掘りしていくシーンがあります。これまでの作品では仄めかしはありましたが、改めて自らの口で心境が語られました。妻との離別、贖罪の意識など、大人でありながら、自らの子ども時代を振り返りながら葛藤する姿は、私自身の子供時代を振り返っているような感覚に陥りました。親として、男としてどこまでエゴを貫くべきか、ゲンドウの課題感と私自身の課題感がシンクロした瞬間でした。

私のように、リアルタイムでエヴァを視聴してきた層が「シン・エヴァンゲリオン」のメイン視聴者かと思います。シンジくんの感覚も、ゲンドウの感覚も分かることができる世代には特に刺さる内容となっています。

これまでは、自分の精神年齢とシンジくんの精神年齢が噛み合わなくて、どこかイライラしてしまいましたが、ゲンドウ目線を入れることで、また違った見方をすることができました。

オススメポイント②第13号機、新2号機の覚醒シーン!

これは完全に推察ですが、アダムorリリス素体(新2号機)+使徒(アスカ)となり、Qの第13号機(アダムorリリス素体)+使徒(カヲル)と同じ状態になったため覚醒したのだと思います。エヴァが使徒を取り込むことで覚醒が生まれるのではないかなと推測しています。

また、「シン・エヴァンゲリオン」の第13号機については、本来最後の使徒に落とされたカヲルくんを使ってしまったため、使徒がいない状態でしたが、アスカを使徒化させ、これを取り込むことで再度覚醒を果たしたと推察されます。

まぁ、とにかく覚醒シーン前後は意味不明な単語と怒涛の展開が繰り広げられるので、追いつくので精一杯でした。ここを深掘りすることでエヴァの世界観をよりクリアにできる予感がしています。答えが目の前にあるのに、完全には分からない・・・。このモヤモヤ感がいいんですよね!

他にも、第13号機にATフィールドが発生した理由がしっくりきていないんですよね・・・。これも今後考察していきます。

オススメポイント③精神世界のシーンが超感動!

最後、各チルドレンの望む世界を垣間見ることができます。特に感動したのが綾波レイとの会話のシーンです。テレビ版エヴァの各話タイトルが投影され、これまでの歴史を振り返る構成となっています。非常にメタ的な演出ではありますが、これにより、「物語が終わっていく感」を非常に強く感じることができました。別れる彼女との思い出写真を見ているような感じです笑

また、上記だけでなく、最後の精神世界?裏世界?以降は、総じてメタ的に感じました。実写・特撮によった演出や、スタジオを舞台にするなど、シンジくんに監督を投影されていると強く感じました。これは、最後のシーンにも繋がりますが、これまでのエヴァの世界をメタ的に俯瞰することで、「店締め」、「終演」を強く感じさせる効果がありました。

多分、普通の映画であれば、やりすぎだなぁ、臭いなぁと感じてしまうのですが、これだけ長い間続いてきた作品を終わらせるためには必要な演出であったと思いました。

オススメポイント④ラストシーンの意味は?

最後、実写の駅(山口県)に舞台が移ります。監督の故郷らしいです。

シンジくんは駅のホームベンチに腰掛けているのですが、到着した電車には乗らず、マリと一緒に駅をでます。エヴァというレールから外れ、自由な世界に飛び立つという監督のメッセージを強く感じました。

エヴァを再度やり切って作品終わらせたうえで、次の世界を飛び立つというのは、まさに表題の「記号」そのものであり、監督としての意思が表題に現れていたのだなと解釈しています。

マリとくっつくのは、少し意外でした。ここは今後、批判もありそうですね〜・・・。さようならアスカ・・・。

今後のシン・エヴァンゲリオンの楽しみ方

早期特典でもらった冊子に、キーワードが羅列されています。

これらのキーワードの意味の大半は作中では解説されません。しっかりと気持ちよく物語を完結させた上で、考察の楽しみもまだまだ残されています。

事前に持っていた仮説はことごとく外れてしまいましたが、自分なりの考察をしつつ、ファン同士でコミュニケーションを取れる媒体としてエヴァの魅力は変わりません。

これからどんどん考察サイトも増えてくるかと思いますが、色々な意見を踏まえながら自分なりの考えを持つことで、何度でも楽しめる作品になりそうです。

今作は本当に気持ちのいい終わり方をしてくれましたが、やはり寂しさは残ります。劇中ではサヨナラされましたが、まだまだエヴァ熱は高まりそうです!視聴者、監督にとっても素敵な卒業式だったと思いますし、私個人としても一生思い出に残る作品になっていくことを確信しています。

ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました!

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