こんにちは!オタマロです!
大学進学率が50%を超えている昨今ではありますが、奨学金を利用されている方も多数いらっしゃるかと思います。約3人に1人が奨学金を利用しているとも言われていますが、私自身も日本学生支援機構の第2種奨学金を活用していました。
社会人の皆様はこの奨学金の返済に頭を悩まされている方も多いかと思いますが、今回、「日本学生支援機奨学金」を繰上げ返済すべきか否かの判断について整理をさせていただきました。ご参考にいただけますと幸甚です!
奨学金を繰上げ返済するメリット
日本学生支援機構の奨学金には2種類あります。
利息のない第1種奨学金と、利息のある第2種奨学金があります。
第2種奨学金についてのみ、繰上げ返済をすることにより、その分の利息を支払う必要がなくなり、「返済総額を減らすこと」ができます。
また、私自身、最大のメリットと思っているのですが、「借金が生む精神的な束縛から解放されること」が非常に重要であると思っています。
借金を抱えている時は、お金に縛られた人生を過ごすしかありません。決して労働の全てが、借金返済のためにやっている訳ではないと思っていますが、その比率が高まってしまいます。
転職する際も、一定の金銭リスクを抱えたまま職探しをすることは、誰しもが怖いと思いますが、こういった束縛から解放され、人生の選択肢を広げることができることこそが、繰上げ返済の最大のメリットであると思っています。
奨学金を繰上げ返済するデメリット
最大のデメリットは当面のキャッシュの減少です。
奨学金の利息は一般的に低廉であり、金融機関からのローン金利と比較しても安価であります。手元に一定のキャッシュを確保しておくためには、奨学金は少しずつ返済していくことができるため、キャッシュの著しい減少を防ぐことができます。
奨学金を繰上げ返済してしまうことにより、キャッシュの減少は避けられません。減少分のキャッシュを投資に回すことで発生しうる利回りは、奨学金の利息以上であることが多いかと思います。本来期待できる増収を逃してしまうことがデメリットになります。
奨学金を繰上げ返済してしまうことで、得られる総額の収入は減少してしまう可能性があります。
私の判断
上記のメリット・デメリットを踏まえ、私は、奨学金を「繰上げ返済しました」。
約200万円を一括で返済しましたが、利息の軽減額としては約4万円くらいでした。概ね利息2%くらいでした・・・(少し高い・・・)
手元に200万円を残して、もしこれを10年間投資信託に投資し、年4%の利回りが得られるのであれば軽減額以上の含み益を得られる可能性もありました。
しかし、やはり借金をしている精神的ストレス、束縛をなくすことを重要視し、繰上げ返済をしました。
現在、車や住宅含めて、一切の借金がない状況です。この状態は気持ちの良いものです。同じ1時間の労働であっても、借金が少しでもあれば、1時間の内、数分は借金返済のために働くことになります。借金がなければ、全て自分のために働くことができると考え、繰上げ返済の選択をしました。
まとめ
今回は、奨学金の繰上げ返済について検討をした結果をまとめてみました。
結論として、私は「繰上げ返済すべき」と思っています。中長期的な期待収益以上に、今働いている意味合いを重視することで、日々気持ちよく働くことができます。
ただでさえ、やりたくない日々の労働の意味合いを、少しだけ変えることにより、退職までのQOLを上げることを優先しました。
人生の価値をどこにおくのかは、皆様異なるかと思いますが、一つの意見としてご参考にいただけますと幸いです。