コンコルド効果に学ぶ、断捨離術【ミニマリズム】

こんにちは!オタマロです!

今回は、断捨離・ミニマリズムに関する考え方の参考事例の一つとして、コンコルド効果をご紹介させていただきます。

コンコルド効果とは認知バイアスの一種であります。認知バイアスとは、人間が、何かを決める・判断しようとする時、自然とそちらに流れてしまい、非合理的な判断をしてしまうことを指します。

今回、断捨離やミニマリズム思考を深めていく中で、このコンコルド効果が参考になると思いましたのでご紹介をさせていただきます。

頭では分かっているんだけど、自然にモノが増えてしまって困っているという方のお役に立てれば幸いです!

ミニマリストになりたい方はまずはこちらをご確認ください!

関連記事

こんにちは!オタマロです。「ミニマリストになりたい!」「モノを減らしたい!」と思っても、いきなりライフスタイルを変えることが怖いという方も多いのではないでしょうか?今回は、ミニマリストになりたい方、ミニマリスト初心者向けに、[…]

コンコルド効果とは?

まず、「コンコルド効果」の名前の由来についてご紹介します。

過去、アメリカとフランスの共同開発が進めらた、超音速旅客機「コンコルド」というものがありました。

個人的には、デザインがカッコ良すぎるので大好きな機体の一つです。

しかし、このコンコルド、多額の投資がかかってしまい、大きな赤字が見込まれていました。投資回収の目処が立たないことが分かりながらも、注ぎ込んだお金と労力を惜しんでしまい、開発をやめることができませんでした。

最終的には、このコンコルドは死傷者の出る事故を発生させてしまい、夢のプロジェクトは破綻となりました。

このことから、結果が出ないことが分かっていながらも、過去の実績や投資額から途中で中止の判断が出来なくなってしまう状況を指します。

また、この過去の投資額のことをサンクコストと言いますが、コンコルドの事例を反面教師として、事業継続の判断からは除外して考えるべきであると言われています。

国家プロジェクトが由来ではありますが、ビジネスはもちろん、案外日常生活にも、この「コンコルド効果」が潜んでいます。

コンコルド効果の他事例

ビジネスでは腐るほど、このコンコルド効果の事例があるかと思いますが、分かりやすい事例を一つだけご紹介します。

あるメーカーが新作の歯ブラシを開発しました。奥歯まで届くよう、ヘッドを小さくすることで、使いやすい歯ブラシとして、大ヒットしました。

当然、競合他社も似たような歯ブラシの製造を進めるべきでありましたが、なかなか製造が出来ませんでした。これは何故でしょう?

答えは、競合他社は、歯ブラシ以外に歯磨き粉を製造していたためです。歯ブラシのヘッドが小さくなることで歯磨き粉が売れなくなることを懸念したため、すぐに意思決定することができませんでした。

この場合、サンクコストに該当するのは、歯磨き粉の製造ラインです。明らかに歯ブラシで儲けが出ることが分かっても、これまで歯磨き粉で儲けていた会社は簡単には判断ができない状況に追い込まれます。

一方、反対に、このサンクコストを意識した成長判断をしているのが、Appleです。かつて、iPodという音楽をきくデバイスがありました。私も持っていましたが、周りの大学生はほとんどが持っていたと記憶しています。これまで、MDで音楽を聞いていた私達世代からすると、データで音楽を持ち運べることは革新的でした。

しかし、現在、iPodを持っている人は稀です。ほとんどの人がスマホで音楽を楽しんでいます。AppleであればiPhoneになりますが、Appleとしては、覇権をとったデバイスを捨て去り、スマホというシェアが取れるかわからないデバイスに投資をしていった結果、現在に至っています。

このように、サンクコストを意識しすぎると、ビジネスでは出遅れ、常に後塵を喫することにつながってしまいます。

それでは、ビジネス以外の私生活での活かし方についてもご紹介していきます。

断捨離への活かし方

この「コンコルド効果」を意識することは、断捨離をすすめていくことに非常に有用です。

ある持ち物を取得した背景、コスト、理由はサンクコストでしかありません。

現時点で、使っていないモノはモノとしての役割を果たしていないことになります。

例えば、高額だったコートが捨てられない、長年大切にしてきた腕時計だから捨てられない等、過去の経緯がものを捨てるかどうかの判断項目に入りがちです。

本来、全く着用していないコートであれば、それはタンスの肥やしでしかないですし、腕時計についても着用しないのであれば、その機能が発揮されていないことになります。

断捨離を進める時は、過去に縛られることなく、現在必要であるか否かという視点のみで判断することを強くオススメします。

まぁ、断捨離しないことによってコンコルドのように死傷者が出ることはありませんが、ふとモノを捨てるかどうか悩んだ時は、自分に認知バイアスが掛かっていないかを俯瞰して見れるといいですね!

まとめ

今回は、「コンコルド効果」=「サンクコスト」について内容のご紹介をさせていただきました。

ビジネスだけではなく、自分の私生活でも気をつけるべき認知バイアスの一つであります。

特に、ミニマリズム思考を深めていく中では、本当に自分に必要なモノは何なのかという視点を持つことが必要になってきます。

モノを減らしていく際に、この「コンコルド効果」について思い出していただき、一つの判断軸として活用いただけますと幸いです!

長文お付き合いいただきまして、ありがとうございました!

ミニマリスト向けのファッションレンタルサービスもオススメです!

関連記事

こんにちは!オタマロです!今回は、「メンズファッションサブスク・レンタルサービス」のオススメランキングを発表させていただきます!レディスに比べて、まだまだ取り扱いが少ないメンズファッションサブスク・レンタルサービスですが、友人に[…]

ミニマリストになりたい方はまずはこちらをご確認ください!

関連記事

こんにちは!オタマロです。「ミニマリストになりたい!」「モノを減らしたい!」と思っても、いきなりライフスタイルを変えることが怖いという方も多いのではないでしょうか?今回は、ミニマリストになりたい方、ミニマリスト初心者向けに、[…]

twitterやってます!